Unity(C#)初心者・入門者向けチュートリアル ひよこのたまご

AndroidやiOS向けアプリを簡単に作れるゲーム開発環境Unity(ユニティ)の使い方を、チュートリアル方式で一緒に学びましょう!

【Unity】2Dタイルマップ⑤ Isometricなマップ作成

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Unity 2020.2.1f1 Personal(2021年3月)
2Dタイルマップ、前回の続きです!
今回はIsometricな2Dタイルマップを作成します。
Isometricは斜め上から見下ろしたような形の2Dマップの形で、
シムシティなど多くのゲームで使われています。

TilePaletteの作成

まずはTilePaletteを作成していきます。
まずはメニューからWindow > 2D > TilePaletteを選択しTilePaletteを開きます。
前回までの続きで進めている形は「FieldPalette」が選択されている状態だと思いますが、
クリックして「Create New Palette」からパレットを新規作成します。

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パレットを新規作成

パレット名をIsometricPalette、
GridをIsometric、
CellSizeをManualのX:1、Y:0.5、Z:1
にしてCreateボタンで新規作成します。

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新規作成が完了したらこちらのスプライトをUnityに追加します。
その際Pixel per Unitを32、Filter ModeをPoint(no filter)に設定します。

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stone_block.png

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stone_block.pngの設定

最後にstone_block.pngをパレットにドラッグ&ドロップしてパレットは準備完了です。

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TIlemapの作成

続いてTIlemapを作成していきます。
Hierarchyビューのオブジェクト作成から2D Object > Tilemap > Isometricを選択し、
Gridオブジェクトとその子オブジェクトとしてTilemapオブジェクトが作成されます。

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TilemapオブジェクトについているTilemapコンポーネントの設定です。

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Tile AnchorはSceneビューに表示されているグリッドとの位置関係を表します。
デフォルトのX:0.5 Y:0.5だとグリッドの中間にTileが描画されます。

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Tile Anchor X:0.5 Y:0.5

X:0 Y:0だとグリッドの下に、X:1 Y:1だとグリッドの上にTIleが描画されます。

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Tile Anchor X:0 Y:0

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Tile Anchor X:1 Y:1

OrientationはTileの描画される方向を決めます。
ここではデフォルトのXYを選択しておきます。


続いてTilemap Rendererコンポーネントの設定です。
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Sort OrderにてTileが重なった時の優先順位を決定します。
ここではTop Rightに設定します。

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Top Rightに設定した時の描画順

今回はここまでです。
ありがとうございました〜。